ネタバレなしゾーン
- 辻村深月(みづき)
- 内容:婚活とミステリー
- 映画化決定 (2023/12発表)
- 感想:具体的で良かった
ネタバレありゾーン
坂庭真実(主役)
真実(まみ)なのか、真実(しんじつ)なのか文脈判断なので少し読みづらい。35歳で表紙ほど美しくはないだろう(真実はそう目立つタイプではない)。イケメンが好きなのは、恋愛をあまりしてこなかったのもありそう
西沢架(主役)
過去もイケイケだったようで自信はありそう。ランニングで人と繋がることが多い、確かに健全な趣味そうだ。真実との結婚したい度は70%ではあるが、これ以上は現れないのではないかということで決意。
アユ
良い女。彼女は結婚したがっていたのに架が引き伸ばした結果振られる(アユ26, 架 32)。「待たせているつもりはなかったけれど相手は待っていた」ということがないようにしたいものだ。活動的、話が面白い、趣味の幅を広げてくれる
陽子(真実の母)
「近くにいるから色々言いたくなる」というのはありそうで、必要なら距離を置くことは大事。部屋は整っていて、回りへの気配りは利く
美奈子など
架の女友達たち。ズバズバ言う。嘘は見抜く。女性は言わないけれど色々見抜いているんだろう。「婚活で出会ったなら1年以内に結婚するのがマナー」「真美ちゃんのインスタ、歪んでない?控えめと言いながら自撮りが多い。セルフイメージが高いのね」
小野里
結婚相談所を営む百戦錬磨の婆さん。「みなさん自分を高く見積もってらっしゃる」「自分の得意な箇所で他者を評価する」「結婚相談所は最後ではなく最初の手段です」などと言っていた気がする
金居
婚活で出会った男1。服装がルーズなのでアウト。私も普段着がスポーツウェアなのでアウトかもw
金居の妻
金井と架が会う時、迎えに来たという体で架を見に来た(私の夫を振った女の男はどれほど?)ところに怖さを感じた。家庭を持ったのにそこでの勝ち負けにまだこだわるのかと
花垣
婚活で出会った男2。顔はいいけれどトークが続かないのでアウト。金居も花垣も、よく来てくれたな、5年とか前の話だぞ、私なら行かない
その他
女性の記述
著者が女性というのもあり、女性の心の記述が細かい
男性の記述
服装やトークのまずさが女性視点で描かれる。逆に良い点はあまり語られていた印象がなく、女性は減点方式で男性を見ている?女性から歩み寄ることはなく、見切りが早い。女性の方が人間を見る力が高いのだろう
ピンとこない
自分につけた値段 or 点数
写真復元と地図作成
そういう仕事もあるのだなとは思ったが、この記述は必要かな?とも思った