同年代の大学生の進む道が暗すぎる。

以前やっていたバイトにまた参加した俺なんだけれども、残っていた昔のメンバーと会うことができて話をすることができた。

バンド活動をしているフリーター26歳はそこを辞め、アルバイトを転々とし、いまは工場で働いているようだ。大学を卒業したばかりの23歳は営業の仕事を自主退職し、いまは自宅で就職活動中。大学4年の23歳はこの時期になっても内定がなく、ぼちぼち探していくそうだ。大学2年ほどだと思った男性が働いていたので声をかけたら、31歳だという。仕事を見ていてもメモを取ったりまじめにやっているのに、31歳のフリーター。

俺らのマネージャーをやっているおじさんたちは、会社を首になった人ばかりで、昨日はマネージャーに怒鳴られた。1分ほど昔のメンバーと話しをしていたら「早く仕事しろよ(怒)」ときたもんだ。以前ホームレスだったと思われるほど顔が黒いやつれた人に怒鳴られた。喋ってた俺が悪いけれども、その年でその言葉遣いはないだろう。汚い言葉がかっこいいなんて思ってるのは中学生までにしてほしい。そのマネージャーは一瞬で嫌いになったが、怒ることはしない。負け組みオヤジに怒るなんて無駄なエネルギーは使いたくないし、おれもスルー力を上げているのだ。そんなものはスルーだ。

俺の職場には夢見る大学生と負け組みの大人たちがいる。大学生が内定を取れないばかりではなく、おじさんおばさんが再チャレンジすることもできず大学生をどなることしかできない。そんな暗い社会を見ることができた。

それに比べ大学では、みんなゆったりしていて、勉強やらテニスやらに精を出している。その1人である俺はとても恵まれていることを実感しなくてはいけない。恵まれた俺たちが社会を豊かにするために働くんだ、なんて言う気はない。負け組みを見るのは嫌なのでそれが見えない場所までたどり着きたいと思い、動くのみだ。

負け組みって、おじさんたちね?