マルチ商法のしょぼしょぼ感

以前、マルチ商法を見に行った日記を書いた。そのマルチに洗脳されている友達2人と、会員候補の俺ってことで行った。競馬の的中ソフト40万の話だった。そこで友達2人は会場で500円ずつ払う。そしておじさんがおれに説明をはじめる。説明代ってとこだろう、俺が会員になったら友達2人にも金が入るんだからね。大学生に売ったら問題になりやすいってことで、俺はフリーターってことで行った。「儲かるなら、やりたいですねー、すごいですねー」ふう、バカのふりは大変だ。途中で飽きて、無言で下を見るようになり、もらった名刺を机の影で見えない所で曲げて遊んでいた。俺よりも友達2人のほうが真剣に聞いている。洗脳されているから、どこまでも知りたいのだろう。

説明が終わって、おじさんが「これでコーヒーでも飲んでこいや、後で俺たちも行くよ」と言って、1000円を友達に渡す。しょっぼ1000円かよコーヒーだけしか飲めねえよお菓子はねえのかよ、てかその1000円って最初友達が払っていた1000円だろ。で友達「ありがとうございまーす」。買う気もない俺のために大学生2人、大人2人、ごくろうさまです。

おじさんの話も面白くない。「仕事してたって、上があるじゃん?俺って前は2000万稼いでたんだけど、このソフト売ったほうが夢があるじゃん?」とか言っちゃってるワロスワロス。

ここまではしょぼしょぼで、帰りにおじさん関係なしに若者だけで隠れ家的うどん屋に行った。そこだけは良かった。マルチとはまったく関係ないけどさ。そこではみんな楽しそうだし、働いている人も元気があった。社会の闇と光を見た。人間、輝けるときに輝かないと、しょぼしょぼになっちゃうよ。

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