"CEDECは考えるキッカケ" 3日目を終えて、自分の中に浮かんできたのはこの言葉でした。 ・CEDECに行けば技術が身につくわけではない ・未来で一歩先を行けるように考えているか ・聴講内容よりも、それを聞いて思ったことを多くメモした などをまとめた言葉が "CEDECは考えるキッカケ" です。 --- CEDEC 2011を振り返ってみます。 ---去年--- ゲーム会社新人1年目だった去年は、 ボランティアとして参加し、 半分ほどの自由な時間には聴講していました。 今年は2回目の参加です。 ---講演の選び方--- 同じ時間に様々な講演がありますが、 選び方について、 今年やってみて良かったことが2つありました。 それは、 ・講演を人で選ぶ ・10分聞いて合わなそうだったら他へ移る です。 ・講演を人で選ぶ ゲーム業界、IT業界で活躍している人の名前が分かってきたので、 その人が講演するものは進んで選択しました。 結果、当たりの講演だったので、 この選び方は正解でした。 ・10分聞いて合わなそうだったら他へ移る ようにしました。 ・話のテンポが遅い(練習不足) ・話が冗長 ・特定のソフトウェアのパラメータの説明をし始める ・Webで見られるムービーをいくつも流す(ここで見なくてよい) などを感じたら移動しました。 結果、同じ時間帯に2回チェンジすることを 3日間で2回行い、 思わぬ当たり講演に出会うことができたので この行動も正解でした。 去年の印象として ・セガの講演は良い というのがありました。 この印象は、今年も同じでした。 ---スケジュール1日目--- ■はやぶさ(JAXA) 國仲さん 耐久試験に2.5年 望遠鏡で見ていたものに、オングストロームの単位まで近づいた 運動量mvのvを稼ぐためにプラズマ推進 私と使う語彙が違う印象 ■プレイヤーを知ればゲームはヒットする(NBGI) 鬼頭さん 筐体が動いていると母娘が興味を示す 私は質問してみました プレイされていないときも動かすようにしましたか? →「できなかった。安全性と耐久性が理由」 プレイされていないときの筐体はボタンを押しても全く反応してくれないと ポップンミュージックの筐体を触ってみて思ったのですが 無料でお試しできる機種はないですか? →「ないです」 例えばポップンなら お金を入れてなくても ボタンを押したときに光るだけで 楽しさが伝わると思う。 耐久性や、無料で居座られると困るという問題があるのだろう。 他にメモから抜粋すると ・インプットを疑う(Webとアニメでよいのか、現場に行かなくてよいのか) ・「自分が気をつけたことは〜」と答えられるようになろう ・脳年齢ゲームを断る彼氏(かっこわるいところは見せたくない) ・トリガーで撃つことを知らない ・デッドストームパイレーツは試作をお客に見せている ・女性がやるかを決めている ・カップルで遊ぶゲームが少なかった ■画像認識(SCE) 顔認識の表情や動きをキャラクターに反映する話 揺れや誤認識、フレームレートUPの工夫 均したり、補間したりしていた ■アニメ効果音(フィズサウンドクリエイション) アナログの時代から音を作ってきた人たちの話 ドラゴンボール、ガンダム、アラレちゃん デジタルに頼りすぎないで音を作ってみてほしいとのこと ■AWSとGoogleの震災への対応 チェンジにより発見できた当たりセッション 「小さなことからこつこつと」 なぜGoogleは動いたのか なぜGoogleは動けたのか AWSコミュニティの力 JAWS-UG ■Kinect(セガ) 三宅さん 骨格情報、モーション情報を モーションごとに様々な人のものを集めて整理して進めた 構えた状態で旋回で移動しようとする→フックと誤認識 扉を開けるアクション→足で開けるアクションをする人がいた→対応 しゃがむアクションが膝の問題でできない→代わりの動作を用意 人それぞれにできるだけ対応していた ■その他 OROCHIゲームエンジンの人に質問 「スクリプトの書き方は?」 C++でブロックをプログラマが書いて企画がそれをGUIで組む 「Unityとの違いは?」 速さ。OROCHIの競合はアンリアル DeNAの人に質問 「ngCoreって何ですか?」 ゲームエンジンです。 JavaScriptで書いてiOS, Androidなどのプラットフォームに出せます。 「JavaScriptで書いてマルチに出力するソフトは他にありますが自作する理由は?」 ゲームに特化するためと、 協力会社の要望に対応するためです。 ---スケジュール2日目--- ■ムーンショット(奥山清行) フェラーリなどのデザイナ プロは準備しているもの masdar projectやsmart cityなどの未来の街や車の提案もしている オンデマンド=クラウド 技術やビジネスの動きが速いので 常に先輩が優れているわけではないが、 会社は1番のコミュニティなので仲良く ■ツール(スクエニ) PGの1の苦労でVAの100の苦労が減らせる 変更がすぐ絵で見られる即応性にこだわる ツール名は「えふぇくちゃん」など ツールとデータでゲームを作るとマスター前にきつくない ■FF14のサウンド(スクエニ) チェンジ後の聴講。 リアルタイムHDムービーでキャラの装備ごとの音にもこだわる ■GREE 藤本さんだったので聴講 早口&真剣 サーバー側の話がわからない自分 ■アーマードコア5のAI 動くものが見せられてなかったのでお互いに残念 ---スケジュール3日目--- ■チームラボ リアル+デジタル+文化 ■AWS 玉川さんなので聴講 早口&テキパキAWS 使いこなすべき ■Ruby まつもとゆきひろ 同じ人ならどの言語でも書ける行数は同じ→短く Ruby 100万人 Java 800万人 13!でintの範囲を超える→コンピュータの都合 機械に合わせない ■開発環境(バンナム、スクエニ) 多田さんなので聴講 エースコンバット5 JSONでデータ管理してJQueryで見れるようにした 「今風かなと思って」 GUIで作る 「コマンドやバッチはかっこわるいです」 データ更新速度優先「安定より高速」 Everyテスト、Dailyテスト RAMDISKでリンクを速く ■マルチプラットフォームライブラリ(セガ) 平山尚さんだったので聴講 丁寧に本を書く人なので柔らかい人かと思ったら逆で、ズバズバ言う人でした。 対応すべきもの、しないべきものをハッキリ コードは負債なので積極的に捨てる pdfあります ■震災セッション 清水亮さんだったので聴講 家を失っても家族を失っても30万円しか届かない 無力感 優秀な人を伸ばす場を作る→ 秋葉原リサーチセンター→enchant.jsが作られた 次の世代で1番になる方法を考える 今回のCEDEC パワーシフト アウェイ感 モデレーターの吉岡さん 「CEDECで技術が得られるわけではない」 ---終わりに--- "CEDECは考えるキッカケ"
その他写真。 空き時間が長いときは4Fの人の少ないエリアの ソファで本を読みながら休みました。 併催されていたOIOIセールに行きましたが女性向けでした。