日本人の足を速くする (新潮新書 213)
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為末 大
新潮社
売り上げランキング: 13749
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陸上競技がおもしろく見れるようになります論理的なエンターテイナー
アスリートの正直な感想、理想をぶちまけた一冊
陸上競技以外のスポーツをする人にも参考になります
陸上競技をやる人以外にも読んで欲しい
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- ハードルを極めている人がいないと直感した
- 農耕民族
- 足が遅い民族
- アフリカ系アメリカ人のような体のバネ
- 職人気質の日本人流
- 自分に与えられた体を最大限に生かす
- だれでも足が速くなる
- 日本人の足を速くしたい
- 伊東浩司10:00
- 早くなればスポーツが変わる
- 速く走る方法を自分で研究したことは?
- 先天的な素質、という思い込み
- スポーツでも、脳の役割は重要
- 体を動かしているのは脳
- トップアスリートの優秀な脳
- コケそうになるのをこらえる感じで走る
- 自分の力で速く走ろうとしてはいけない
- 骨格が違う
- 日本人の骨盤はやや上を向いている
- 筋力ではなく、技術で足が速くなる
- トレーニングの結果は、時間が経って表れる
- 体の前側に筋肉がつく日本人
- 鍬を振り下ろす農耕民族
- 弓を引く狩猟民族
- ハードルを跳ぶのに適しているのは日本人
- 最も重要なのは腹筋
- 初動負荷理論
- 伊東さんのお辞儀走法
- 上り坂より下り坂
- 脳を使ってトレーニングする
- 一本の棒になる
- 剣道、相撲の踏み込み
- インパラみたいに
- 創り出すトレーニング
- 主役はいつも自分自身
- 不動のハイテンション
- レース中は脳を使わない
- 勝負に謙遜は不要
- まず動いてから考えないと遅い
- グラウンドに座り込んでササミを食べる
- まず踏み出してみること
- 流れに身を任せる
- 膝の上の筋肉は不要
- 専任コーチ不在
- 自分で考えるという最高に面白い作業
- 人に渡したくはない
- 滑らかに
- チーター走法
- モデルウォーク走法
- クネクネ走法
- ハイハイ走法
- ハードルの上で休む
- 手の位置でストライドを調整
- 体内の酸素は35秒で使い果たされる
- 失敗に偶然はない
- 休むことの大切さ
- 勇気を持って何もしない
- ピーキング
- 超回復理論
- 1年間ハードルを一切跳ばない
- 忘却効果
- どれだけ稼いでいるか
- どれだけマスコミに露出しているか
- これを満たす分野にのみ才能が集中する
- 小学生の夢は「会社員」?
- 今の子供たちには夢がない
- 夢を与えるには、本物を生で見せる
- 私の夢は、日本人の足を速くすること
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コーチもつけず、自分で考え、陸上以外のスポーツや動物からもヒントを探し、試してみる。ずっとヒントを探して、どうすればいいか考えて、取り込んでいく。脳を鍛える。動きを作っているのは、脳なのだから。「筋肉が覚えている」と言っても本当は脳が覚えている。
トレーニングするにしても「がんばる!」「限界までやる!」ではなくて、このトレーニングがどの部分を鍛えるためのモノなのか意識して、脳を使いながらトレーニングする。そして脳に覚えさせたら試合では考えなくても動くことができて、酸素は脳ではなく体に割り振ることができる。
考えることは、楽しい。