ガイアの夜明けで家電業界が消費電力の削減に取り組んでいるのを見た。
エアコンで一番電気を食うのは室外機で、
8割はこれに電気を使っているそうだ。
で、室外機はON/OFFを繰り返すらしく、
それが結構電気を食うそうだ。
なのでON/OFFで動かさないで、
室温が上がってきたら徐々にスピードアップ、
室温が下がってがんばらなくてよくなったら
徐々にスピードダウンする室外機を作っていた。
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それに関連しそうな学問が「ファジー理論」だ。
ファジー理論は、人間が考えるように
機械にも考えさせる理論。
ON/OFFがはっきりしているハードな理論ではなくて、
やわらかく変化するソフトな理論。
例えばバスケットボールで長身の選手にどう対応するかを考えよう。
ON/OFFがはっきりするアルゴリズムで対応するなら、
1m99cmの選手までは普通に対応して、
2mを超えたら長身選手として対応するなどがあるだろう。
ここで1cmは大きな変化をもたらす。
室外機で言えばONがOFFになってしまうような。
でも人間はもっとソフトに考える。
1m99cmでも長身選手としてぶつかっていくこともあれば、
2m5cmでも普通に対応することもある。
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そんなふうに、柔らかい対応が出来るのがファジー理論。
室外機にも、ファジー理論が入っているのかな、
なんて思ったので書いてみました。