FF4を見て人工知能の「不気味の谷」を思う

人工知能では機械が人間にあるていど近づいたところで、人間が不快感を示すようになると言われており、その現象を「不気味の谷」と呼んでいる。

機械が人間に近付くにつれ、使いやすくなって高感度も増えていくはずだった。今まではそうであった。

時間軸をx軸に取り、高感度をy軸にとると、今までは右上がりに増えていたが、あるところまでいくとガクンと下がる。それが谷のように見えるので、不気味の谷と言われる。

谷を越えればまた上がれるのがが、今は谷のところ。不快感というか違和感を感じるポイントだ。

FF4のリメイクを見てもそう思った。無駄に3D、中途半端に作り上げられた現実。「昔のFF5とかのほうが自分で想像したり、想像しきれなかったら攻略本の綺麗なキャラクターや武器の絵を見て、想像しながらプレイしてて、あっちの方が良かったなぁ」と思った。

不気味の谷に入り込んでゲームが嫌われるのも問題だし、3Dの乱用で人間から想像力や補完能力を奪ってしまうことも問題だ。