負けるのは美しく

負けるのは美しく (集英社文庫)

負けるのは美しく (集英社文庫)

を読んだ。

児玉清さんは清潔感と知性を感じさせる素敵なおじさま

と勝手に思い込んでいた。

俳優としての人生を書いたこの本を読んで、

児玉清さんは波瀾万丈の日々を送ってきたことを知った。

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そして自分を強く持っていて考えを曲げず、

若手の時から大物映画監督にも対等の気持ちでぶつかっていく、

そんな強い人の印象を受けた。

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また、彼は本のことを「面白本」と呼ぶ。

本がとても好きなようで、

文章中にも知ってるようで説明できない言葉が出てくる。

また、「殴るのは殴られるより辛し、とはこのことか」などの

どこかで聞いた言葉を体験したときに思い出し、

より深く体験し納得しているように思えた。

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私もいろいろな言葉を覚えて、

体験と結びつけて、

「ああ、○○とはこのことか」

という風により深く体験し納得したい。