- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2007/09/13
- メディア: Video Game
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このソフトは6つの機能を持っている。
- スコア別レッスン
- 模擬試験
- Part別トレーニング
- 単語力強化レッスン
- 実力診断
- 成績
スコア別レッスンについて:スコア別に難易度を変えた問題が出題されるようだ。スコアを変化させて試していないので詳しくは説明できないが、日々のちょっとした時間に何をやろうか考えるまもなく問題に取り掛かるには最適なレッスンだ。
模擬試験:これは良い出来だと感じた。どこまでも先読みできるので、実際の試験と同様にListeningでの問題文先読みの戦略が使える。どんどん先読みの練習をしてほしい。ただ、Partごとにジャンプする機能があればいいと思った。ReadingではPart5から解きはじめる必要はないので、好きなPartにすぐ移れるほうがよかった。
Part別トレーニングについて:文字通りPart別にトレーニングができる。Readingについては全体的によくできているが、Part7にDouble passage問題が入っていないのが残念。操作が難しくなるので省略したのだろう。ListeningでのPart3,4は問題文先読みの戦略がとりづらいので、実際のテストより難しく感じた。
単語強化レッスンについて:聴く、書く、フラッシュカードの3種類のレッスンがある。「聴く」では聴いた単語どおりになるよう、マス目にアルファベットを置くことで解答する。TOEICにゲームらしさを導入したのがここであろう。1つ要望を出すとすれば、マス目にきっちり置かないとマス目にはまってくれないので、マス目から上下にぶれてもマス目にはまってくれたほうが、スピーディーに解答できるのでGOODだ。「書く」では聴いた単語を書き取る。これは認識スピードの設定を速いにすることで快適に使える。ただ、fの認識が悪い。どうすれば認識してくれるのかをこちらが学習しないと私の場合はfを認識してくれなかった。「フラッシュカード」では2択の単語テストができる。和英、英和、英文の3種類で学習できる。TOEICではスピード&反応が重要なので、このフラッシュカードは単語学習に1番いいと感じた。ただ、正解の後に○が表示されて0.5秒ほど待つのが残念。タッチすればすぐに次の問題に飛んでくれれば、もっとフラッシュに単語を学習できただろう。
実力診断について:20問の問題をPart1からPart7までまんべんなく出題し、予想点数を出してくれる。本のTOEIC問題集でも予想点数を出すことはできるが、その手間を省いてくれることが利点である。欠点は、ListeningのPart3,4が激ムズだということ。これは私が苦手だというのもあるのだが、先読みが出来ないことが一番の理由だ。実際の試験ではPart3,4を解く前に、選択肢を先読みして話されている内容をイメージしてから解き始めるのが有効だが、このソフトは先読みする時間がないままスタートしてしまうので、実際のTOEICとは違う解き方が必要になることが欠点だ。加えて細かいことを言えば、実力診断の結果のあとに、難しい単語、熟語の復習を入れてくれると、記憶が鮮やかなうちに暗記できるのでありがたい。このソフトでは実力診断後、そのままメニューに戻る。
成績について:過去5回分の模擬試験、実力診断の成績を見ることができる。グラフ化されていたり、Part別正答率が表示されたりするので、目で進歩が見えるところが良い。
個人的な印象をまとめると、良い点は模擬試験のサクサク感と、フラッシュカード、悪い点はリスニングの先読みができないことと、実力診断で復習ができないことだと感じた。
楽しく手軽に問題に触れることができるのはDSならではなので、その利点をうまく利用して得点UPに結び付けられると思えたのなら、買ってみてもいいかも。