※ネタバレあり注意
翻訳
- 野崎訳
- 1984年刷なので昔っぽい言葉もあるが、読める
- fuck you -> オマンコシヨウ
- 英文を突き合わせてもいいが保留(英語学習に小説は良いらしい)
若気の至り
- 極端な数値表現をしてしまう。例:100万回言ったけど
- 人をなめてかかる
- 老人はヨロヨロ、大人は嘘ばかり、同年代は欠点がある、子供はピュアで尊い
- 女性には興味がある
- 多分自信がない。「僕は嘘つき、無学」と書いてある。その不安から自分より下の人を探してしまうし、多くの人を下だと決めつけて安心しようとする
あらすじ
- スペンサー先生や校長と話。「人生は競技だよ(ルールがある)」。学校をやめるので
- ペンシー高校の寮。幼馴染絡みで同年代の男と喧嘩。高校を予定より早く出ることにした
- 祖母からの金があったので女友達と劇を見に行ったりバーに行ったり女を買ってみたり
- 予定より早く自宅に(両親にバレないよう)忍び込んで帰り、妹と会う。両親が帰ってきたので家を去る
- アンソリーニ先生の家に泊まるも、寝ていたら頭を撫でられていたので気味が悪いので去る
- どこか遠くへ行って暮らそうと思うが、妹に借りていた金を返したいので、落ち合う
- 妹はついていくと言っているが断ると怒る。妹と動物園や回転木馬に行き、気が変わって家に帰ることにした
流れ
- 時系列順に話しつつ脱線する
- その脱線が後で繋がることもない。繋がればその脱線の意味も出てくるのだが・・・
2回読んだ印象
- 1回目
- 祖母の金で大人ぶったことをするが、女友達には生活力がないことを見抜かれ、大人には年齢確認されてしまう
- ペラペラと嘘を言う
- 読み手が同年代なら「わかる」、それより上なら「若い頃はそうだよね」と思いながら読むのではなかろうか。私は後者で、かつ主人公にイライラしてしまった
- 2回目
- 目の前にホールデン(主人公)がいて話しているかのようなスムーズな文の流れ
- しかしベラベラと脱線
- 「2回読んだら何か印象が変わるか?」という実験だったのだが、印象は変わらず
おすすめ度
- ★3/5 読み切れたけれどそれは有名だから。おすすめはしない