今年で最後のテクニカルエンジニア(ネットワーク)を受けてきた。

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情報処理技術者試験を受けてきた。

ネットワークはこれからも伸びていく分野だと思うし、情報系の大学にいた知識を形に残したいし、就職でも「自分で学んでいける奴」という印象を与えたいので受けた。そのレポート。

朝の6時に起きて、近くの地下鉄まで自転車で行く。朝はすいているし、太陽も強くないし、風も心地よい。地下鉄の1日乗車券を600円で買う。そして地下鉄に乗り、天神南駅に着く。まだ店が開いていない、しんとした地下街を茶色のライトの下で人がぽつぽつと歩く。朝の天神地下街は日中と違って落ち着くいい雰囲気になっているのだな。

天神駅まで地下を歩き、博多駅までまた地下鉄で移動。そして博多駅からJR鹿児島本線福工大前まで乗る。乗っている時はずっと過去問の回答を見返していた。帰り道では見ないのだから、行きだけでも。そして到着。学生ばかりが降りている様子。大学前だしね。って思ったらみんな情報処理試験を受ける人だった。

福工大に到着。池があり、木があり、鳥もいる。高校のような、ゆったりとした雰囲気を持っている大学だ。楽器を練習している人が多い。学園祭がもうすぐあるのだろうか。晴れの日に池の前で、楽器を演奏するって贅沢な体験だなぁと思いながら通り過ぎる。そして教室に到着。ちょっと時間があるので外の階段に出る。

人がいないであろう上に階段を上ると、そこは教授たちの部屋だった。休日なので誰もいないので見て回ったが、ボロかった。。。下の階が学生の研究室であるわけでもないし、学生はどこで研究をしているのだろう。教授と部屋が遠いっていうのは質問しづらくてダメだなぁ。それよりもボロいのがダメか。うちの大学はやっぱり恵まれているとしみじみ感じた。

そして試験を受ける。最初はマークシート。見た瞬間に40/55は回答して、計算問題も解いたら50問は自信を持ってマークできた。間違いなく通った。私の前の人は1970年代生まれ。若く見えたけど、10歳以上年上だった。若い人も多く見かけるけど、思ったより年上かも知れない。若者っぽい人の髪を見たら白髪ばかりだし。。。前にいた人はこの試験を回答して途中退室した。さすが!10年以上先輩は違うぜ!余裕すぎるんだろうな。

2次試験。なんとか埋める。回答というより、埋めた。でも通る可能性のある回答だ。1次試験だけで帰ってしまった人が43人中3人。2次試験は40人で受けた。そして、前の人が帰った。。。あれれ?

3次試験。これで最後。なんとか4割ほど適当も混じりながら埋める。しかしそれから手が出なくなった。全く意味が分からない。参考書「マスタリングTCP/IP」では対応できない!この試験は今年で最後なので易しくなるかもしれないと思っていたが、難化した。「埋めるにも限界がある」と感じて、途中退室した。ドロップアウトだ。ダメだと思ったら引くことも大事だ。そう思って途中退室するために手を挙げた。

そして、池のまわりで鳴るラッパの音を聴きながら、帰る。天気が良いからか、なぜかすがすがしい。「そんなに甘くはないさっ」って感じかな。天神まで行ったらセール中のユニクロに行こう。そう思ったら、足も前に進んだ。ユニクロでいくつか購入して、九州の若者の聖地?「天神コア」にも行った。しかし、そこには何も気を引く物はなかった。実店舗で行くならユニクロ。あとは通販で買おうと思った。

資格のための勉強をしてきた私だが、マークシートの問題しか自信を持って解けなかった。パズルしか解けない、中身まで説明できるレベルではなかった。合格しなかったのだから、資格としては残らない。就職活動でも「ネットワークに強いです」とは言えない。職に就いたときに役に立つことはあるだろう。けれども、こんかいのチャレンジは失敗だ。ある程度やってきたのに、失敗するのは残念だ。資格に限らず、作品を作ることや、研究でも同じく、失敗することや諦めることが必要になることもあるだろう。でもそれは嫌だ!「途中でドロップアウトはもうしたくない」この気持ちを持って、これから過ごしていければ、今回のチャレンジもいい失敗になるんじゃないかな。