任天堂の次世代DSについて

任天堂DS、年内に新型機 カメラ・音楽再生機能追加

 任天堂は年内に携帯型ゲーム機ニンテンドーDS」の新型機を投入する。ゲーム機では初めてカメラを標準装備し、音楽再生もできる。無線通信機能を強化し情報端末としての利用も促す。DSは発売から4年で、全世界の販売台数が7700万台に達した。新型機はゲーム業界の枠を超え、携帯電話機などとも競合することになりそうだ。

 カメラで撮影した画像をゲームに活用するなど使い方を広げる。音楽再生について、CDなどから楽曲を記録装置に取り込んで聞くことができるようにする見通し。

やはり、某掲示板では叩かれているようだ。「携帯でもできるのに」と言われている。しかし、任天堂がマネだけやって終わるわけがない。「そんな使い方をすればいいのかー」と思わせてくれるはず。

まず「音楽が再生できる」ということは、記憶容量が大きいことを意味する。DSにはなかった記憶容量を豊富に使ったゲームが作れたり、ゲームをいくつか保存することでカセットを持ち歩かなくてよくなるのではないか。また、音楽で遊ぶこともできる。音楽を鳴らしながら、音楽を解析して、音楽にあった鍵盤を発生させて「ビートマニア」もどきを作ることができる。曲のデータは使用者が用意し、「ビートマニアもどき」は「ただのアプリケーション」なのでJASRACにお金を納める必要がない。iTunesみたいなものだ。

次に「カメラ」だが、これで「写真を撮っておじいちゃんに送信」なんてことはしない。カメラからとりこんだ画像を処理して、遊ぶはず。普通、画像処理にはかなりの計算量が必要なので、どれだけの処理ができるのかは今のところ分からない。例えば「外に出て、犬を10匹撮ってくる!」というクエストを遊びにすることや、「笑顔を10人分集めてくる」というクエストもできる。そして気がつけばそれがアルバムになっていたり。あとは、カメラで撮った画像の上にCGを載せることで、現実とCGの融合を実現できる。これはAR(augmented reality)と言われるもので、新しい感覚を得ることができる技術である。

さらに「インターネット電話」も提供してくる可能性がある。シアトルマリナーズの球場ではDSを電子端末として使う試みをしているが、それを発展させるとインターネット電話、ということになるかな。しかし携帯電話に取って代わることはできないだろう。携帯電話には「学校裏サイト」などの自由な空間があるので、やっぱり携帯電話は必要。だから携帯電話と真っ向からぶつかるのではなく、DSも携帯も電話をすることができて、その上でゲームができるか、Webができるかのどちらかを客が選べるようにする。電話というインフラは当たり前のものとして、それ以外で攻めて「ゲームは携帯電話でするし」という層を「ゲームと電話があればいいから新DSを持てばいいや。携帯はいらない」というのを狙うのではないか。

さて、どれだけ当たっているかなー。