盲人用のスパイス置きの棚を考えなさい。

マイクロソフトの面接試験の1つを適当に選んでみた。
棚を考えるのか。
容器ならギザギザの容器で唐辛子を表したりできるけど…。
棚をギザギザにしてもいいな。
それより問われているのは盲人の気持ちになれるかってことだと思う。
目をつぶってみて想像する。
ギザギザの棚を作ったら強くぶつかったとき痛い。
目が見えないとどこまで手をのばせばギザギザに手が当たるかわからない。
盲人が頼る感覚は手と鼻と耳から得られる。
すぐスパイスのリクエストに答えるためには香りを発生するヒマはない。
鼻は候補からはずれる。
手と耳でスパイスを識別したい。
手はどこまで手を動かすかの問題があり、
耳は食事中なので音が他人の邪魔になる問題がある。
私は手を使って操れる棚を考える。
平べったい棚でぶつかっても痛くない。
そこを指でノックする。
母音の数をスパイスに対応させてもいいし、
よく使われる順にノック回数に対応させてもいい。
ノックのタイミングも情報として扱える。
棚にはぶつかることもあるのでいちど棚に丸を描いてからノックする
ルールにしよう。
スパイスはその丸を描いたところから出てくる。
棚の内部ではスパイスがせかせかと動き回っている。
使い終わった後は?
返却用の場所を用意してそこに置いておけば
スパイスのラベルを読み取って自動返却されるってのも
いいかもしれないが俺は自分で返却を完了させたいと思う。
自分で使ったものは自分でもとの場所に戻してほしいからだ。
それが人間らしさってものだ。
返すときはまた棚をノックする。
こんどは三角を書いてノックしたら返却の合図としよう。
バツは印象が悪いから使わない。
スパイスを手に取るときと同じノックで返却が完了する。
ノックを間違えるともちろん他人が迷惑する。
それも人間らしくていいではないか。
俺はそんな棚ならいいと思うがあなたはどんな棚を作りますか?
答えが無い問題ってのは考えるのが楽しいね。