「草食系男子」などの造語は日本独自の言葉の進化

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最近、「○○男子(弁当男子)」やら「△△脳(理系脳)」などの
造語がうっとうしいと思っていた。


だけど、この「造語ブーム」を「日本独自の言葉の進化」の形だと
考えると、まあ許せてしまう気になった。


たとえばYahoo!のある記事を見てみると、たくさんの造語がある。

猫好き男子に学ぶ恋愛を長続きさせるコツ
「猫カフェ」などの人気で、昨今急増しているという「猫好き男子」。

でも、「猫が好きで好きでたまらない男子」って、世の女性からどう見られているんでしょう?

例えば、道ばたで見つけた野良猫を優しくなでてあげる男子。私はけっこう好きです! そんな男子には、彼女のことも優しく包んでくれそうな安心感を覚えてしまうのですが…。(R25)

・ 「猫カフェ」に集う男子ってどんな人種なの? - R25(9月9日)
・ 猫カフェの一覧です。 - ネコキャバではない。
・ 「犬好き」「猫好き」でわかる恋愛傾向 - All About(2006年8月26日)
・ 猫好きカレと犬好きカレではアプローチ法は全然違った! - L25(2007年9月6日)

◇スローラブって?
・ デフレ時代のローコスト&スローラブのすすめ お金のかからない女が恋に勝つ? - All About(2004年6月11日)


「猫好き男子」「猫カフェ」「猫キャバ」「猫カフェ」「猫好きカレ」
「犬好きカレ」「スローラブ」など、大量の造語がある。


たとえば「猫カフェ」は、猫のいるカフェだと想像できる。
猫をカフェに入れているわけではないだろう。
もしかしたら、猫がカフェを飲む場所かもしれない。
でもたぶん、猫のいるカフェだろう。


このように「猫カフェ」1つをとってみても、
いくつかの解釈ができる。この言葉を作った人は
「猫カフェ」の意味を1つに決めているはずだが、
読者のために定義する様子はない。
いやむしろ、必要ない。
それは猫カフェの意味が「なんとなくわかる」からだ。


現在の「造語ブーム」をうっとうしいと思わず、
「日本独自の言葉の進化」の形だと考えることが、
日本と言葉を楽しむことにつながるのではないだろうか。