ふと、字を上手に書きたくなった。

まず,書道上達の秘訣の第一は,書きたいときにいつでも書けるように準備を整えておくことです。
 思い返せば私は小学校五年生の夏休みに突然習字が好きになり,書いて書いて書きまくりました。その頃は母親にちゃぶ台を一つあてがってもらって,どんぶりに満たした墨汁と筆立てに挿しっぱなしにした筆,それに下敷を並べて,いつでも書けるようにしておいたものです。学校から帰ってくるなりすぐに筆を執り,かたっぱしから競書雑誌の手本やら古典の断片やらを習い,文字通り習字三昧の日々を送りました。

私は小学生の時に毛筆と硬筆を習っていたので、字は綺麗に書けると思っているのだが、他人の書道作品を見ると、その差が大きすぎて衝撃を受ける。私の毛筆はお手本通りに綺麗に書くだけのレベルだが、もっと上手くなると、崩すことができるようになって自分らしさが出せるようになる。毛筆で字の美しさへの感性を高めたことで、美術にもいい影響がでたと確信している。習い事というと、子供に無理矢理させているように感じられるかもしれないが、小学校で学んで、遊んで、書道教室で美に触れるっていうのは、とてもいいことだと思う。子供には書道を習わせたい(いないけど)。そして、いつでも書ける環境を作ってあげたい。。。あと、書道って外国人に好きな漢字を聞いて(外国人は好きな漢字を持っているらしい?)、それを毛筆で書いてあげれば、いいお土産になるんじゃないかな。これは勝手な想像だけど。今からでも、字が上手くなりたいなぁ。いつでも書ける環境を作ってみようかな。