ベランダ菜園(水耕栽培)に失敗した

2ヶ月くらいベランダ菜園をしていたが、そろそろやめようと思う。ほとんど食べずに終えてしまったが、失敗として記録しておく。

水の管理について

  • ペットボトルとスポンジを使った「自動水やりシステム」を導入
  • ペットボトルを2つに切り、スポンジで水を土まで吸い上げる仕組み
  • 水のやり過ぎで根腐れすることを防ぎ、水をやり忘れたときの保険にもなる
  • 水のたまるところは藻が生えないように段ボールで囲った。これは必要
  • しかし水量が見えなくなる。植物によって水の減り方が違うので、毎日1回の水やりでどれだけ与えればいいのかがわかりづらい
  • 底に水をためる仕組みの、底の水を全ての鉢で共有できるようにすれば、水やりをする箇所も1カ所で済むし、鉢ごとに水をあげすぎたり、不足することもなかっただろう
  • 1日水をあげ忘れるとしおれてくるが、水をあげると翌日には復活していた
  • とはいえ1度しぼんだ葉っぱはおいしくなさそうだった。2日あげ忘れたことはないが、そこまでいくと瀕死になってしまいそう。

土の量

上の画像はバジルで、シソと同じく大きく育ってくれた。見ての通り、根が張り巡らされていて、土不足である。ピザやらに乗せて食べようと思っていたが、食べ頃を逃し、食べることはなかった。

食べるタイミング

葉っぱ系の野菜をほどほど育ったところで1度食べたら、その鉢全体が弱ってしまった。切断面から水を失ったからだろうか、収穫は植物にとってダメージとなるようだ。それをふまえてバジルやシソは十分に育つまで待つことにしたが、待ちすぎて固くなってしまった。まだ育つと思っていたらいつの間にか固くなっていた。家庭菜園のウリである、採れたてのおいしさがなくなってしまい、ほとんど食べなかった。育ち中の若いときに食べるのが正解だった。食べ頃というのは限られたタイミングにしかなかった。

植える密度

植えすぎた。ラディッシュも育てたが、土の中に実を確認したが小さかった。たくさんタネを植えすぎて、栄養を取り合った結果、どれも大きく育たなかった。ラディッシュは途中で虫が発生した。都会のアパートの3階のベランダなのに、どこからか発生し、唐辛子水をスプレーして他の鉢と隔離した。初期の頃の鉢だったので、少し心が折れる。毎日朝と夕方にでも観察できていれば、虫の発生も早く気づけただろうが、社会人には無理である。観察と早期対策が大事。

今後

そろそろ寒くなってくるので、このセットは破棄しようと思う。次の夏にもし作るとしたら、育ちのいいバジルとシソをメインに育てて、タネを植えるタイミングも1度にではなく2日ごとに少し植えるなどして、一気に食べないといけないという状況を避けるとよさそう。ネギは伸びたかと思えば先端から枯れていくし、育てるのは難しいようだ。水は十分だったので、土や湿度、葉水など別の要因が大事なのだろう。そういえば葉水は全ての野菜において、全くしてなかったのですればよかったのかも。おいしさピークの野菜を継続的に提供する農家・スーパーはすごい。今後は育てるのは止めて、買って食べる側に戻ります。